“さん/″\”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
散々87.0%
散三4.3%
慘々4.3%
散〻4.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
マーキュ はて、あの蒼白あをじろ情無じゃうなをんなのローザラインめが散々さん/″\やつくるしめるによって、はて狂人きちがひにもなりかねまいわい。
わたしのやうな拗者すねものをコロリと云はせるやうに出来たら余程お手柄やと散三さん/″\に冷かされて有繋さすがの大哲学者も頭を抱へて閉口したやうだよ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
高時殿は大不忠者のやうに歴史で散三さん/″\に悪く云はれておるがお気の毒だよ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
意見立いけんだてなすでう不屆なり重ねて藤五郎の事を申さばいとまを出さんと慘々さん/″\しかりければ惣右衞門は是非なく我家へ歸りすけ十郎がう右衞門の兩人をまねき先年先殿平助樣の御遺言ゆゐごんもありしを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
良兼は筑波山につたから羽鳥を焼払ひ、戦書をおくつて是非の一戦をげようとしたが、良兼は陣を堅くして戦は無かつたので、将門は復讐的に散〻さん/″\敵地を荒して帰つた。
平将門 (新字旧仮名) / 幸田露伴(著)