“散三”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
さんざ60.0%
さん/″\20.0%
さんざん20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
悪戯な頑童わんぱくどのに頸へ縄をくゝし附けられて病院の原に引摺られ、散三さんざいぢめられた上に古井戸の中へ投込まれやうとした処を今の旦那に救けられたのだ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
わたしのやうな拗者すねものをコロリと云はせるやうに出来たら余程お手柄やと散三さん/″\に冷かされて有繋さすがの大哲学者も頭を抱へて閉口したやうだよ。
犬物語 (新字旧仮名) / 内田魯庵(著)
椿岳独特の奇才はこういう処に発揮された。この天人の画は椿岳の名物の一つに数えられていたが、惜しいかな羽目板だから破損したかあるいは雨晒あまざらしになって散三さんざんになってしまったろう。