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散乱
ふりがな文庫
“散乱”のいろいろな読み方と例文
旧字:
散亂
読み方
割合
ちらか
31.6%
さんらん
26.3%
ちりみだ
21.1%
とりちら
10.5%
ちらば
5.3%
ちらばっ
5.3%
▼ 他 3 件を表示
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ちらか
(逆引き)
三吉は一ぱい物の
散乱
(
ちらか
)
してある縁側のところへ行って、この
阿爺
(
おとっ
)
さんとも言いたい年配の人の前に立った。
家:02 (下)
(新字新仮名)
/
島崎藤村
(著)
散乱(ちらか)の例文をもっと
(6作品)
見る
さんらん
(逆引き)
雪吹
(
ふゞき
)
は
樹
(
き
)
などに
積
(
つも
)
りたる雪の風に
散乱
(
さんらん
)
するをいふ。
其状
(
そのすがた
)
優美
(
やさしき
)
ものゆゑ花のちるを是に
比
(
ひ
)
して
花雪吹
(
はなふゞき
)
といひて
古哥
(
こか
)
にもあまた見えたり。
北越雪譜:03 北越雪譜初編
(新字旧仮名)
/
鈴木牧之
、
山東京山
(著)
散乱(さんらん)の例文をもっと
(5作品)
見る
ちりみだ
(逆引き)
日
(
ひ
)
の
光
(
ひか
)
りやゝ
弱
(
よわ
)
く、
衣
(
きぬ
)
のひた/\と
身
(
み
)
に
着
(
つ
)
く
処
(
ところ
)
に、
薄
(
うす
)
い
影
(
かげ
)
が
繊細
(
かほそ
)
くさして、
散乱
(
ちりみだ
)
れた
桜
(
さくら
)
の
花
(
はな
)
の、
背
(
せ
)
に
頸
(
くび
)
にかゝつたまゝ、
美女
(
たをやめ
)
は、
手
(
て
)
を
額
(
ひたひ
)
に
当
(
あ
)
てゝ、
双六盤
(
すごろくばん
)
に
差俯向
(
さしうつむ
)
いて
神鑿
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
散乱(ちりみだ)の例文をもっと
(4作品)
見る
▼ すべて表示
とりちら
(逆引き)
いつも其机の上には新聞が置いてある。戸を開けて入つて見ると、信毎は一昨日の分も残つて、まだ綴込みもせずに
散乱
(
とりちら
)
した儘。
破戒
(新字旧仮名)
/
島崎藤村
(著)
散乱(とりちら)の例文をもっと
(2作品)
見る
ちらば
(逆引き)
松太郎はトロリと酔つて了つて、だらしなく
横座
(
よこざ
)
に
胡坐
(
あぐら
)
をかいてゐる。髪の毛の延びた頭がグラリと前に垂れた。葡萄酒の瓶がその後に倒れ、漬物の皿、
破茶碗
(
かけぢやわん
)
などが
四辺
(
あたり
)
に
散乱
(
ちらば
)
つてゐる。
赤痢
(新字旧仮名)
/
石川啄木
(著)
散乱(ちらば)の例文をもっと
(1作品)
見る
ちらばっ
(逆引き)
巾着の紐が指に引懸って横になるとパラ/\/\と中から
金子
(
かね
)
が
散乱
(
ちらばっ
)
たから慌てゝお筆が之を隠し手拭を
一筋
(
ひとつ
)
に一朱銀を
一個
(
ひとつ
)
出して
政談月の鏡
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
散乱(ちらばっ)の例文をもっと
(1作品)
見る
“散乱”の意味
《名詞》
散乱(さんらん)
ものなどが集中せず秩序なくばらばらになること。またばらばらに存在していること。
(物理学)波動や粒子線が物体や微粒子と衝突して色々な方向に広がっていく現象。
(出典:Wiktionary)
“散乱”の解説
物理用語
散乱(さんらん、en: scattering)とは、光などの波や粒子が物体と衝突あるいは相互作用して方向を変えられること。
(出典:Wikipedia)
散
常用漢字
小4
部首:⽁
12画
乱
常用漢字
小6
部首:⼄
7画
“散乱”で始まる語句
散乱心
散乱髪
散乱反射
検索の候補
散乱髪
散乱心
散乱反射
散走乱離
“散乱”のふりがなが多い著者
鈴木牧之
山東京山
島崎藤村
久保田万太郎
泉鏡太郎
石川啄木
三遊亭円朝
樋口一葉
海野十三
北原白秋