“一筋”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ひとすじ68.4%
ひとすぢ30.3%
ひとつ1.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
無表情な黄金仮面の口から顎にかけて、一筋ひとすじタラリと真赤まっかな液体が流れ、その口が商人に向って、ニヤリと笑いかけたというのだ。
黄金仮面 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
けむりつて、づん/\とあがるさか一筋ひとすぢ、やがて、けむりすそ下伏したぶせに、ぱつとひろがつたやうな野末のずゑところかゝつてました。
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
巾着の紐が指に引懸って横になるとパラ/\/\と中から金子かね散乱ちらばったから慌てゝお筆が之を隠し手拭を一筋ひとつに一朱銀を一個ひとつ出して
政談月の鏡 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)