“一筋道”の読み方と例文
読み方割合
ひとすじみち100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
二つの道の間に選ぶためにこそ努力は必要とせられるけれども、唯一筋道ひとすじみちを自由に押し進むところに何の努力の助力が要求されよう。
惜みなく愛は奪う (新字新仮名) / 有島武郎(著)
先生せんせいは、年子としこがゆく時間じかんになると、学校がっこう裏門うらもんのところで、じっと一筋道ひとすじみちをながめてっていらっしゃいました。
青い星の国へ (新字新仮名) / 小川未明(著)
一筋道ひとすじみち何処どこへもけることが出来ません、一角はうろたえてあとへ帰ろうとすれば村が近い、仕方がないからさっさっと側の薄畳の蔭の処へ身を潜め、小さくなって隠れて居ります。
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)