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狽
ふりがな文庫
“狽”のいろいろな読み方と例文
読み方
割合
あわ
50.0%
うろた
50.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
あわ
(逆引き)
師匠すじの、先輩たちは、絶えず、
狽
(
あわ
)
てふためくな、しずかに、しっかりと進んでゆけと、忠告するのだが、闇太郎だけは、そうはいわなかった。
雪之丞変化
(新字新仮名)
/
三上於菟吉
(著)
いくらか
狽
(
あわ
)
て気味ながら、この重役の策略のない頑固さに信頼していた。深く考えなかったのだ。深く考えずに済む時代に生きて来ていたのだ。云わば、心にうつる快不快を善悪として処断していた。
石狩川
(新字新仮名)
/
本庄陸男
(著)
狽(あわ)の例文をもっと
(2作品)
見る
うろた
(逆引き)
千島は同類と思った江戸屋半治はひっくり
覆
(
かえ
)
ったので猶更驚きまして、周玄長治とも/″\
狽
(
うろた
)
えまわる、同類の奴らは取る物をも取らずばた/\逃げ出して南山を下りると
松の操美人の生埋:02 侠骨今に馨く賊胆猶お腥し
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
一筋道
(
ひとすじみち
)
で
何処
(
どこ
)
へも
避
(
さ
)
けることが出来ません、一角は
狽
(
うろた
)
えて
後
(
あと
)
へ帰ろうとすれば村が近い、仕方がないからさっさっと側の薄畳の蔭の処へ身を潜め、小さくなって隠れて居ります。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
狽(うろた)の例文をもっと
(2作品)
見る
狽
漢検準1級
部首:⽝
10画
“狽”を含む語句
狼狽
周章狼狽
大狼狽
狼狽者
狼狽気味
驚愕狼狽
狼狽方
狼狽居士
狼狽敷
慌狼狽
狼狽眼
喪心狼狽
狼狽驚愕
狽介
赤面狼狽
顛倒狼狽
倉皇狼狽
“狽”のふりがなが多い著者
本庄陸男
三上於菟吉
三遊亭円朝