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一筋道
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ひとすじみち
ふりがな文庫
“
一筋道
(
ひとすじみち
)” の例文
二つの道の間に選ぶためにこそ努力は必要とせられるけれども、唯
一筋道
(
ひとすじみち
)
を自由に押し進むところに何の努力の助力が要求されよう。
惜みなく愛は奪う
(新字新仮名)
/
有島武郎
(著)
先生
(
せんせい
)
は、
年子
(
としこ
)
がゆく
時間
(
じかん
)
になると、
学校
(
がっこう
)
の
裏門
(
うらもん
)
のところで、じっと
一筋道
(
ひとすじみち
)
をながめて
立
(
た
)
っていらっしゃいました。
青い星の国へ
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
一筋道
(
ひとすじみち
)
で
何処
(
どこ
)
へも
避
(
さ
)
けることが出来ません、一角は
狽
(
うろた
)
えて
後
(
あと
)
へ帰ろうとすれば村が近い、仕方がないからさっさっと側の薄畳の蔭の処へ身を潜め、小さくなって隠れて居ります。
真景累ヶ淵
(新字新仮名)
/
三遊亭円朝
(著)
或夜いつもの如く品川宿よりの帰り
途
(
みち
)
、
連
(
つれ
)
の者にもはぐれ、唯一人
牛町
(
うしまち
)
の
一筋道
(
ひとすじみち
)
を大急ぎに歩み
参
(
まいり
)
候と
思
(
おもい
)
の
外
(
ほか
)
何処
(
どこ
)
まで行き候ても同じやうなる街道にて海さへ見え申さず候
故
(
ゆえ
)
、これはてつきり
榎物語
(新字新仮名)
/
永井荷風
(著)
一筋道
(
ひとすじみち
)
の
其
(
そ
)
の
端
(
はて
)
に美しき眺め
横
(
よこた
)
ふ
珊瑚集:仏蘭西近代抒情詩選
(新字旧仮名)
/
永井荷風
(著)
一
常用漢字
小1
部首:⼀
1画
筋
常用漢字
小6
部首:⽵
12画
道
常用漢字
小2
部首:⾡
12画
“一筋”で始まる語句
一筋
一筋縄
一筋町
一筋心
一筋繩