“槍一筋”の読み方と例文
読み方割合
やりひとすじ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
一般庶民が平和を愛するのはいつの世も変りはないが、槍一筋やりひとすじで立身出世をし、戦争を飯よりも愛した連中が戦争に疲れてきた。
家康 (新字新仮名) / 坂口安吾(著)
彼女は、槍一筋やりひとすじの武士の娘であった。そして幼いころから幾十回となく、孟母三遷もうぼさんせんの教というものを聞かされて、それになみなみならぬ感激を覚えていた。
次郎物語:01 第一部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)