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槍襖
ふりがな文庫
“槍襖”の読み方と例文
読み方
割合
やりぶすま
100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
やりぶすま
(逆引き)
卜斎ははやくも
観念
(
かんねん
)
して、
飾
(
かざ
)
りをとった
陣刀
(
じんとう
)
を
脇差
(
わきざし
)
にぶっこみ、りゅうッ——と
抜
(
ぬ
)
くがはやいか、その
槍襖
(
やりぶすま
)
の一
角
(
かく
)
へ、われから
血路
(
けつろ
)
をひらきに走った。
神州天馬侠
(新字新仮名)
/
吉川英治
(著)
何と、
紙屑買
(
かみくずかい
)
一人を、鉄砲づくめ、
槍襖
(
やりぶすま
)
で
捕
(
とら
)
へたが、見ものであつたよ。——
国持諸侯
(
くにもちだいみょう
)
が
虱
(
しらみ
)
と
合戦
(
かっせん
)
をするやうだ。
妖魔の辻占
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
群がり立つたる
槍襖
(
やりぶすま
)
を
戞矢
(
かつし
)
々々と斬り払ひ、手向ふ
捕手
(
とりて
)
役人を当るに任せて
擲
(
なぐ
)
り斬り、或は海へ
逐
(
お
)
ひ込み、又は竹
矢来
(
やらい
)
へ突込みつゝ、海水を
朱
(
あけ
)
に染めて闘へば
白くれない
(新字新仮名)
/
夢野久作
(著)
槍襖(やりぶすま)の例文をもっと
(7作品)
見る
槍
漢検準1級
部首:⽊
14画
襖
漢検準1級
部首:⾐
18画
“槍”で始まる語句
槍
槍尖
槍騎兵
槍玉
槍先
槍術
槍持
槍組
槍傷
槍馬士
“槍襖”のふりがなが多い著者
三島霜川
菊池寛
国枝史郎
吉川英治
岡本かの子
夢野久作
泉鏡花