“槍術”の読み方と例文
読み方割合
そうじゅつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
渡辺も浪人から取立てられた者で、疋田ひきた流の槍の名手であり、刀法にも非凡な腕があった。食禄は二百四十石、家中の士に槍術そうじゅつを教えていた。
ところが寛文かんぶん七年の春、家中かちゅうの武芸の仕合しあいがあった時、彼は表芸おもてげい槍術そうじゅつで、相手になった侍を六人まで突き倒した。
或敵打の話 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)
槍術そうじゅつの達人としては、高田郡兵衛の名はひびいているし、剣道にすぐれた者としては、堀部安兵衛などもいる。二十名と十一名とでも、所詮しょせん、対等には戦えまい。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)