“合戦”のいろいろな読み方と例文
旧字:合戰
読み方(ふりがな)割合
かっせん73.9%
かつせん8.7%
がっせん8.7%
いくさ4.3%
たたか4.3%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
ただしその話は申合もうしあわせたように源平げんぺい合戦かっせん義経よしつね弁慶べんけいの行動などの外には出なかった。
山の人生 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
あのみなとでの合戦かっせん以来、水戸の諸生党を応援した参政田沼玄蕃頭げんばのかみは追討総督として浪士らのあとを追って来た。
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
近頃日光の御山おやましきりに荒出して、何処どこやらの天領ではほたるかわず合戦かっせん不吉ふきつしるしが見えたとやら。
散柳窓夕栄 (新字新仮名) / 永井荷風(著)
さて、多くのびわうたの中で、この法師がいちばんとくいだったのは、だんうら合戦かっせんの一きょくでありました。
壇ノ浦の鬼火 (新字新仮名) / 下村千秋(著)
「えゝ、今日こんにちのように合戦かっせんの忙しいときは、いろ/\お手伝いをいたしますものですから、櫓の上や御門のきわまでも出て行くことがございます」
屏風びやうぶに見たる屋島やしまだんうら合戦かつせんにもて勇ましゝ、大尉たいゐ大拍手だいはくしゆ大喝采だいかつさいあひだ
隅田の春 (新字旧仮名) / 饗庭篁村(著)
六、七、八、九の月は、農家は草と合戦かつせんである。
草とり (新字旧仮名) / 徳冨蘆花(著)
備中びっちゅうから引っ返した秀吉を待って、心をあわせ、力を合して、主君のとむら合戦がっせんを遂行した。
新書太閤記:11 第十一分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「そのとむらい合戦がっせんなら、すこしも、いそぐことはありますまい。いつでもできることじゃ」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
「ようござんしたねえ、今日の蘆洲の川中島車がかり。もうあれだけの修羅場読みはできませんぜ。矢玉が雨薮と飛んできて、聴いてる私たちが身をかがめたくなってきましたからねえ。昔の合戦いくさはあんなだったんでござんしょうなあ」
寄席 (新字新仮名) / 正岡容(著)
戊申つちのえさる天智天皇てんちてんのうの二年秋八月二十七日)日本やまと船師ふないくさ、始めて至り、大唐の船師と合戦たたかう。日本やまと利あらずして退く。
金将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)