“雪合戦”の読み方と例文
読み方割合
ゆきがっせん100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
雪合戦ゆきがっせんをすると、にんじんはたった一人で一方の陣をうけたまわる。彼は猛烈だ。で、その評判は遠くまで及んでいるが、それは彼が雪の中へ石ころを入れるからである。
にんじん (新字新仮名) / ジュール・ルナール(著)
昼の雨は夜のみぞれとなって、あくれば校庭は一面の雪、早く来た生徒は雪達磨ゆきだるまをこしらえたり雪合戦ゆきがっせんをしたりしてさわいでいる。美しく晴れた軒には雀がやかましく百囀ももさえずりをしている。
田舎教師 (新字新仮名) / 田山花袋(著)
「さあ、これから、いくさごっこをするのだ。この納豆が鉄砲丸てっぽうだまだよ。これのぶっつけこをするんだ。」と、言いました。私達は二組ふたくみに別れて、雪合戦ゆきがっせんをするように納豆合戦をしました。
納豆合戦 (新字新仮名) / 菊池寛(著)