“雪合羽”の読み方と例文
読み方割合
ゆきがっぱ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
佐倉宗五郎の着るような雪合羽ゆきがっぱ。それに道中の費用として、小粒や小判の一、二枚は、いつでも仕舞ってあったはずである。
胡堂百話 (新字新仮名) / 野村胡堂(著)
かつて夜遊びに出でて遅くかえり来たりしに、主人の家の門は大槌おおづち往還に向いて立てるが、この門の前にて浜の方よりくる人に逢えり。雪合羽ゆきがっぱを着たり。
遠野物語 (新字新仮名) / 柳田国男(著)
二人の客が雪合羽ゆきがっぱを脱いでいる。垣見佐内とは大石内蔵助のことであり、仙北十庵とは小野寺十内の変名である。
新編忠臣蔵 (新字新仮名) / 吉川英治(著)