“風合羽”の読み方と例文
読み方割合
かざがっぱ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
縁台に腰をかけて、風合羽かざがっぱの袖をまくり上げて甘酒を飲みながら、しきりに頭の上の掛額をながめておりましたが
大菩薩峠:18 安房の国の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
菅笠すげがさをかぶって竪縞たてじま風合羽かざがっぱを着、道中差どうちゅうざしを一本さしておりましたが、手に持っていた松明たいまつの火を振り廻すと、今までおごっていた猿どもが、急に飛び散らかって
あぶない足を踏み締めると、これはしたり、自分の風合羽かざがっぱの裾がお堂の根太ねだにひっかかっている。
大菩薩峠:21 無明の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)