“根太”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ねだ82.1%
ねぶと17.9%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
内地では根太ねだかまちの上に板を張りつめるのが普通であるが、此処では根太や框の間に一尺から一尺五寸幅ぐらいの板を切って張りつめる。
全羅紀行 (新字新仮名) / 柳宗悦(著)
それでこの家の根太ねだにまさかひびも入りますまいからね。ご随意にせりふの一つぐらい言ってご覧になるのも結構でしょうよ。
次郎物語:03 第三部 (新字新仮名) / 下村湖人(著)
四月になったから大きな声をして時鳥がくというのは表面の意味で、そのうらには「うずき来て根太ねぶと」——ねぶとは腫物はれもの——という滑稽こっけいが含まれています。
俳句とはどんなものか (新字新仮名) / 高浜虚子(著)
主人は腰の辺に俗にいう根太ねぶとの大きなのが次々に出来て、そのために熱も出たのでした。私はそんな手紙は出しませんが、細大漏らさずにいい送る母から聞かれたのでしょう。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)