“紙屑買”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみくずか50.0%
かみくづかひ25.0%
かみくずかい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がんりきが石垣の蔭からよく見ていると、手拭を畳んで頭にのせ、丸い御膳籠ごぜんかごを肩に引っかけた紙屑買かみくずかいです。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
申自身番にて新藤市之丞などといふ六ヶ敷むづかしきの人は紙屑買かみくづかひにはあるべからず大方おほかた浪人者らうにんもの間違まちがひなるべしと云ゆゑ文右衞門は當惑たうわくなせしかど是非共ぜひとも尋ねて金子を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
何と、紙屑買かみくずかい一人を、鉄砲づくめ、槍襖やりぶすまとらへたが、見ものであつたよ。——国持諸侯くにもちだいみょうしらみ合戦かっせんをするやうだ。
妖魔の辻占 (新字旧仮名) / 泉鏡花(著)