“是非共”の読み方と例文
読み方割合
ぜひとも100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
私は今度からだ腫物できものが出来たので、これは是非共ぜひとも、入院して切開をしなければ、いけないと云うから、致方いたしかたなく、京都きょうとの某病院へりました。
死体室 (新字新仮名) / 岩村透(著)
彼らは是非共ぜひとも学者文学者の云う事に耳を傾けねばならぬ時期がくる。耳を傾けねば社会上の地位がたもてぬ時期がくる
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
三五郎は否々いや/\何にしても此度は是非共ぜひともかしくれよ翌日あすにも仕合しあはせよければ返すべしとて何分承知せざれば段右衞門も心中に思ふやう彼奴かやつが身に惡事のあるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)