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是非共
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ぜひとも
ふりがな文庫
“
是非共
(
ぜひとも
)” の例文
私は今度
躯
(
からだ
)
に
腫物
(
できもの
)
が出来たので、これは
是非共
(
ぜひとも
)
、入院して切開をしなければ、いけないと云うから、
致方
(
いたしかた
)
なく、
京都
(
きょうと
)
の某病院へ
入
(
い
)
りました。
死体室
(新字新仮名)
/
岩村透
(著)
彼らは
是非共
(
ぜひとも
)
学者文学者の云う事に耳を傾けねばならぬ時期がくる。耳を傾けねば社会上の地位が
保
(
たも
)
てぬ時期がくる
野分
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
三五郎は
否々
(
いや/\
)
何にしても此度は
是非共
(
ぜひとも
)
貸
(
かし
)
くれよ
翌日
(
あす
)
にも
仕合
(
しあはせ
)
が
好
(
よけ
)
れば返すべしとて何分承知せざれば段右衞門も心中に思ふやう
彼奴
(
かやつ
)
我
(
わ
)
が身に惡事のあるを
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
中途で横取りしてしまふことよう分つてるのですもの、
是非共
(
ぜひとも
)
あなたに読んで
頂
(
いただ
)
かう思ふたらかうするより
外
(
ほか
)
ないのですもの、けれど安心して下さいませ
猫と庄造と二人のをんな
(新字旧仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
申自身番にて新藤市之丞などと
云
(
いふ
)
六ヶ敷
(
むづかしき
)
名
(
な
)
の人は
紙屑買
(
かみくづかひ
)
にはあるべからず
夫
(
そ
)
は
大方
(
おほかた
)
浪人者
(
らうにんもの
)
の
間違
(
まちが
)
ひなる
可
(
べし
)
と云ゆゑ文右衞門は
當惑
(
たうわく
)
なせしかど
是非共
(
ぜひとも
)
尋ねて金子を
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
▼ もっと見る
そんなことから、私は
誰
(
だれ
)
も手を染めないうちに、自分が
是非共
(
ぜひとも
)
その材料をこなしてみたいと思っていた。
吉野葛
(新字新仮名)
/
谷崎潤一郎
(著)
も
聞
(
きか
)
ずに打笑ひ
然
(
さう
)
でもあらうが若旦那とは
違
(
ちが
)
つて
吾儕
(
わし
)
のは
物
(
もの
)
も
喰
(
くは
)
せ
錢
(
ぜに
)
もやる故
是非共
(
ぜひとも
)
に
大岡政談
(旧字旧仮名)
/
作者不詳
(著)
是
常用漢字
中学
部首:⽇
9画
非
常用漢字
小5
部首:⾮
8画
共
常用漢字
小4
部首:⼋
6画
“是非”で始まる語句
是非
是非曲直
是非無
是非々々