“御膳籠”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
ごぜんかご80.0%
ごせんかご20.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
がんりきが石垣の蔭からよく見ていると、手拭を畳んで頭にのせ、丸い御膳籠ごぜんかごを肩に引っかけた紙屑買かみくずかいです。
大菩薩峠:31 勿来の巻 (新字新仮名) / 中里介山(著)
御上おうへぶんしたの分とわけた御膳籠ごぜんかごもは入附添の手代より目録もそれ/\行渡り役目すめば御祝酒の𢌞りて女子供おなこどもにざれかゝり大聲立て、ばあやにゝらまれこそ/\と出行跡いでゆきしあと
うづみ火 (旧字旧仮名) / 長谷川時雨(著)
持せ萬端長兵衞が世話にて紙屑買仲間かみくづかひなかまに入り又橘町の立場へも長八を同道してゆき敷金しききんいれ御膳籠ごせんかご鐵砲笊籠てつぱうざる量等はかりら借受かりうけいくら目あつて何程といふ事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)