“紙屑”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かみくず88.9%
かみくづ11.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
と直(す)ぐ脱ぎ捨てて、紙屑(かみくず)のように足で皺(しわ)くちゃに蹴飛(けと)ばして、又次の奴を引っかけて見ます。が、あの着物もいや、この着物もいやで
痴人の愛 (新字新仮名) / 谷崎潤一郎(著)
「一体これは何という態(ざま)だ!」とイワン・ドミートリッチはそろそろだだを捏(こ)ねはじめた、「一歩あるけば、きっと紙屑(かみくず)を踏んづけるんだ。 ...
富籤 (新字新仮名) / アントン・チェーホフ(著)
二人はあんまり心を痛めたために、顔がまるでくしやくしやの紙屑(かみくづ)のやうになり、お互にその顔を見合せ、ぶるぶるふるへ、声もなく泣きました。
注文の多い料理店 (新字旧仮名) / 宮沢賢治(著)
爲し續(つゞ)け現在(げんざい)弟の千太郎の事を思ひて紙屑(かみくづ)を買(かふ)身(み)と迄に零落(おちぶれ)ても眞の人に成んと思ひ赤心(こゝろ)の誤よりも息(いき)の根の止たを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)