“かみくず”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紙屑98.0%
紙片2.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
だが、お綱のものは、くし一枚も残っていなかった。ただ抜け毛を丸めた紙屑かみくずが、お十夜の眼に、さびしくうつったばかりである。
鳴門秘帖:01 上方の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
他人には何の趣もない紙屑かみくずや小切れでも、皆それぞれに思い出があるものですから、それらを手に取上げて見詰めたりします。
鴎外の思い出 (新字新仮名) / 小金井喜美子(著)
床板はギシギシときしみ、壁からは紙片かみくずが、リボンのように垂れ下っているのが手に触った。