“かみきれ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
紙片93.5%
紙切4.1%
紙布1.6%
髪切0.8%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
しかし、その製法を書いた紙片かみきれは大学の教室にかくしてあるのか、自宅にあるのか、博士の他に誰一人知るものはなかったのです。
髭の謎 (新字新仮名) / 小酒井不木(著)
辰男はそれ等を本箱に收めて、紙切かみきれ一つ置かれてゐないテーブルの前に腰を掛けた。
入江のほとり (旧字旧仮名) / 正宗白鳥(著)
白い小さい紙布かみきれが挟んであるようである。
暗黒公使 (新字新仮名) / 夢野久作(著)
女などは髪切かみきれの化物が飛び込んだように上を下、くるくる舞うやらぶつかるやら、お米なども蒼くなって飛んで参って、私にその話をして行きましたっけ。
政談十二社 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)