“紙片”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
かみきれ75.4%
しへん9.8%
かみぎれ8.2%
かみ4.1%
かみき0.8%
かみくず0.8%
かみびら0.8%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“紙片”を含む作品のジャンル比率
文学 > 英米文学 > 小説 物語(児童)33.3%
文学 > フランス文学 > 小説 物語(児童)30.8%
文学 > 英米文学 > 小説 物語7.1%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
おゆうはまだ水気の取りきれぬ髪のはじに、紙片かみきれまきつけて、それを垂らしたまま、あたふた家を出ていった。
あらくれ (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
葉子は手提てさげのなかから、ペンとノオトの紙片かみきれを取り出して、三四品あつらえの料理を書いて女中に渡した。
仮装人物 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
そしてメリー号がまだ入港しない先から、旗をふったり、五彩ごさい紙片しへんをばらまいたりして、ものすごい熱狂ぶりであった。
海底大陸 (新字新仮名) / 海野十三(著)
長安ながやすは、そういわれてなにげなくいてみると、懐紙かいしをさいて蝶結ちょうむすびにでもしたような紙片しへん
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
お延が礼を云って書物をひざの上に置くと、叔父はまた片々かたかたの手に持った小さい紙片かみぎれを彼女の前に出した。
明暗 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
すると、英軍の塹壕から、小石をくるんだ紙片かみぎれが一つ、独軍の塹壕にり込まれた。なかにはこんな文句があつた。
投げ出した紙片かみと肉一片——毛髪の生えた皮肌はだの表に下にふっくらとした耳がついて、裏は柘榴ざくろのような血肉のかたまりだ。
が、手に持って居るのは、電報の紙片かみではなく、赤い電話郵便の紙片であった。
大島が出来る話 (新字新仮名) / 菊池寛(著)
そして、この紙片かみきれの奴に似ているのを探した。
二銭銅貨 (新字新仮名) / 江戸川乱歩(著)
床板はギシギシときしみ、壁からは紙片かみくずが、リボンのように垂れ下っているのが手に触った。