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紙片
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かみ
ふりがな文庫
“
紙片
(
かみ
)” の例文
投げ出した
紙片
(
かみ
)
と肉一片——毛髪の生えた
皮肌
(
はだ
)
の表に下にふっくらとした耳がついて、裏は
柘榴
(
ざくろ
)
のような血肉の
団
(
かたま
)
りだ。暑苦しい屋根の下にさっと一道の冷気が流れる。
釘抜藤吉捕物覚書:06 巷説蒲鉾供養
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
が、手に持って居るのは、電報の
紙片
(
かみ
)
ではなく、赤い電話郵便の紙片であった。彼は少し安心した。彼の友人の荒井は、何かと云うと直ぐ電話郵便を利用する男であった。
大島が出来る話
(新字新仮名)
/
菊池寛
(著)
書きちらしの
紙片
(
かみ
)
を一つ一つマッチで焼きながら
党生活者
(新字新仮名)
/
小林多喜二
(著)
ビアトレスの書残した
紙片
(
かみ
)
を坂口に見せた。
P丘の殺人事件
(新字新仮名)
/
松本泰
(著)
お染風という悪性の感冒が江戸中に
猖獗
(
しょうけつ
)
を極めた折り、「久松留守」と書いた紙を門口に貼り付けて
疫病除
(
やくびょうよ
)
けの
呪禁
(
まじない
)
とすることが
流行
(
はや
)
って、ひところは軒並にその
紙片
(
かみ
)
が見られたが
釘抜藤吉捕物覚書:03 三つの足跡
(新字新仮名)
/
林不忘
(著)
“紙片”の意味
《名詞》
紙切れ。
(出典:Wiktionary)
紙
常用漢字
小2
部首:⽷
10画
片
常用漢字
小6
部首:⽚
4画
“紙”で始まる語句
紙
紙幣
紙鳶
紙屑
紙燭
紙入
紙袋
紙縒
紙捻
紙芝居