“隠袋”のいろいろな読み方と例文
旧字:隱袋
読み方割合
かくし64.0%
ポッケット24.0%
ポケット8.0%
ぽつけつと4.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
三四郎はまた隠袋かくしへ手を入れた。銀行の通帳かよいちょうと印形を出して、女に渡した。金は帳面の間にはさんでおいたはずである。しかるに女が
三四郎 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「なに、今ちょっと隠袋ポッケットから出したんだ」と云いながら中野君は、すぐ手袋をかくしのうちに収めた。高柳君の癇癪かんしゃくはこれで少々治おさまったようである。
野分 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
と云いつつ、隠袋ポケットからかぎを取出して其箱を開けば、中から出て来たのは、金銀宝玉の装飾品数十種、いずれもまばゆきばかりの珍品である。
黄金の腕環:流星奇談 (新字新仮名) / 押川春浪(著)
其字が、野々宮さんの隠袋ぽつけつとから半分み出してゐた封筒の上書うはがきに似てゐるので、三四郎は何遍もなほして見た。
三四郎 (新字旧仮名) / 夏目漱石(著)