“隠密”のいろいろな読み方と例文
旧字:隱密
読み方割合
おんみつ92.3%
こつそり2.6%
いぬ2.6%
こっそり2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
「じゃが、おさわぎあるなご両所、隠密(おんみつ)は隠密でも、呂宋兵衛(るそんべえ)のごとき曲者(くせもの)の手先となって、働くような卜斎ではございません——」
神州天馬侠 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
『尤も、忠志君の遣方(やりかた)の方が理屈に合ツてると僕は思ふ。窃盗(ぬすみ)と云ふものは、由来暗い所で隠密(こつそり)やるべきものなんだからね。アハヽヽヽ。』
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
「でも犬神もこんなご時勢には、ご祈祷(きとう)ばかりしていたんでは食えないのさ……。犬の字通り隠密(いぬ)にだってなるのさ。……取っ付きとさえ云われている犬神、こいつが隠密(いぬ)になったひにゃア、どんな獲物だって逃がしっこはないよ」
犬神娘 (新字新仮名) / 国枝史郎(著)
大概の打傷、擦傷、筋を違えなどは、内分にして、膏薬(こうやく)も焼酎(しょうちゅう)も夜があけてから隠密(こっそり)という了簡(りょうけん)。
わか紫 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)