“こつそり”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
密乎45.5%
密々27.3%
隠密9.1%
隱密9.1%
窃々9.1%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
すると、校長の妻は密乎(こつそり)と其後を跟(つ)けて行つて、教室の外から我が子の叱られてゐるのを立ち聞きする。
足跡 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
密々(こつそり)とこの会堂や地面を自分の名儀に書変へて、裁判になつても敗けぬ様にして置いて、突然売飛ばして了はうとか、平常(ふだん)心から敬つてゐる支部長を殺さうとかいふ
赤痢 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『尤も、忠志君の遣方(やりかた)の方が理屈に合ツてると僕は思ふ。窃盗(ぬすみ)と云ふものは、由来暗い所で隠密(こつそり)やるべきものなんだからね。アハヽヽヽ。』
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
今の社会は鼠賊(そぞく)の寄合で道徳とかいふものは其鼠賊共が、暗中の隠密(こつそり)主義を保持してゆく為めの規約だ。鼠賊をして鼠賊以上の行為なからしめんが為めには法律といふ網がある。
漂泊 (新字旧仮名) / 石川啄木(著)
『尤も、忠志君の遣方(やりかた)の方が理窟に合つてると僕は思ふ。窃盜と云ふものは、由來暗い所で隱密(こつそり)やるべきものなんだからね。アハヽヽヽ。』
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
今の社會は鼠賊の寄合で道徳とかいふものは其鼠賊共が、暗中の隱密(こつそり)主義を保持してゆく爲めの規約だ。鼠賊をして鼠賊以上の行爲なからしめんが爲めには、法律という網がある。
漂泊 (旧字旧仮名) / 石川啄木(著)
乳母 誓文(せいもん)、ござります。ロミオどのは追放(つゐはう)の身(み)ぢゃほどに、世界(せかい)が崩(くづ)れうと、戻(もど)って來(き)て何(なん)のかのと言(い)はッしゃらう筈(はず)は無(な)い。よしや戻(もど)らッしゃるにせい、ほんの窃々(こつそり)の内密沙汰(ないしょざた)ぢゃ。