“みつ/\”の漢字の書き方と例文
語句割合
密々100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
されば我まげをば切取って、これにて胸をば晴し、其の方は一先ひとまずこゝを立退たちのいて、相川新五兵衞方へ密々みつ/\に万事相談致せ、此の刀はさきつ頃藤村屋新兵衞方にて買わんと思い
手引てびきとし金子きんす才覺さいかく致させんには調達てうだつすべき事もあらんと云にまかつひに其儀にけつ密々みつ/\用意して天一坊と大膳の兩人は長洞ながほら村を出立し信州下諏訪へとおもむきたりやうやく遠藤屋彌次六方へちやく案内あんないこひ先年の事を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
さし置てお光は家主いへぬし長助方へ赴き貴君樣あなたさま折入をりいつ密々みつ/\御願ひ申度一大事の出來候まゝ態々わざ/\まゐりしなり併し乍ら人樣ひとさまの前にては申し上難きことなれば何卒なにとぞ内々にて御相談ごさうだんねがひ上度といふにより長助は如何にも承知なりとて早速さつそく自身じしんの家内に向ひ其方は何方いづかたなりとも少しのあひゆきてを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
たう奉行支配の地なれば捨置難すておきがたしと密々みつ/\調しらべられしうへこの段御老中筆頭ごらうぢうひつとう松平伊豆守殿いづのかみどのへ御屆に及ばるれば早速さつそく御老中若年寄わかどしより御相談ごさうだんうへまづ伊豆守殿御役宅おんやくたく相招あひまね實否じつぴ取糺とりたゞしの上にて御落胤に相違なきに於てはすみやかに上聞じやうぶんたつ取計とりはからひ方も有べしと評議ひやうぎ一決し則ち松平伊豆守殿より公用人こうようにん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)