“若年寄”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
わかどしより91.7%
わかとしより8.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕閣ばっかくのうちでも、奏者衆そうしゃしゅうといえば、若年寄わかどしよりの次席である。小笠原左近将監おがさわらさこんしょうげんは、その奏者衆たるうえに、寺社奉行じしゃぶぎょうの重職をかねていた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
龍口りょうこうといったのは、『医心方』が若年寄わかどしより遠藤但馬守胤統たねのりの手から躋寿館に交付せられたからであろう。遠藤の上屋敷は辰口たつのくち北角きたかどであった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
老中方へ差出されしに付老中方始め若年寄わかとしより大目付御目付三奉行の評議となり嘉川主税之助は吟味當日迄閉門へいもん
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)