“胤統”の読み方と例文
読み方割合
たねのり100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
龍口りょうこうといったのは、『医心方』が若年寄わかどしより遠藤但馬守胤統たねのりの手から躋寿館に交付せられたからであろう。遠藤の上屋敷は辰口たつのくち北角きたかどであった。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)
越えて十月十五日に、『医心方』は若年寄遠藤但馬守胤統たねのりを以て躋寿館に交付せられた。この書が御用に立つものならば、書写彫刻を命ぜられるであろう。
渋江抽斎 (新字新仮名) / 森鴎外(著)