“寺社奉行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
じしゃぶぎょう75.0%
じしやぶぎやう25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
幕閣ばっかくのうちでも、奏者衆そうしゃしゅうといえば、若年寄わかどしよりの次席である。小笠原左近将監おがさわらさこんしょうげんは、その奏者衆たるうえに、寺社奉行じしゃぶぎょうの重職をかねていた。
牢獄の花嫁 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
法親王および諸僧正そうじょうを京都より迎え、江戸にある老中はもとより、寺社奉行じしゃぶぎょう、大目付、勘定奉行から納戸頭なんどがしらまでも参列させ、天台宗徒てんだいしゅうとをあつめて万部の仏経を読ませ、諸人にその盛典をみせ
夜明け前:02 第一部下 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
殘らず呼集よびあつめ次右衞門三五郎正座になほ座傍かたはらには寺社奉行じしやぶぎやう并びに遠藤喜助小林軍次郎等列座れつざにて一人々々に呼出よびいだし澤の井の宿を吟味ぎんみに及ぶも名主を
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
寺社奉行じしやぶぎやうには松平對馬守近貞つしまのかみちかさだ。土井伊豫守利道としみち。井上遠江守正長とほたふみのかみまさなが大目付には横田備中守重春びつちうのかみしげはる。松平安房守乘宗あはのかみのりむね
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)