“勘定奉行”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんじょうぶぎょう85.7%
かんぢやうぶぎやう14.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
尾張藩の勘定奉行かんじょうぶぎょう、普請役御目付おめつけ錦織にしこうりの奉行、いずれも江戸城本丸の建築用材を見分けんぶんのためとあって、この森林地帯へ入り込んで来る。
夜明け前:01 第一部上 (新字新仮名) / 島崎藤村(著)
勘定奉行かんじょうぶぎょう(今の大蔵大臣)の小栗上野介おぐりこうずけのすけが、旗本から租税を取りたてて、その資金をもって、庶民のなかから多くの軍兵を募ったものである。
うかゞひいたりける時に酒井樣より其のあさ宿次しゆくじ刻限こくげんの急使にて江戸御老中大久保佐渡守樣へ御用状到達たうたつなし則ち上聞じやうぶんたつせられける尤も遠國は皆寺社奉行じしやぶぎやう勘定奉行かんぢやうぶぎやうの掛りの所此度このたびは讃岐守より言上ごんじやうの趣きは
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)
ず然れども囚人とあれば打捨置がたしとて此段甲府御城代八木丹波守やぎたんばのかみ殿酒井大和守殿へ申たつされける故評議の上先御勘定奉行かんぢやうぶぎやうへ差出し然るべしとの事に付それより江戸表御勘定奉行酒井壹岐守殿へ差出さしいだされければ酒井殿の方にても關所破せきしよやぶりとあるからは輕からぬ科人なり然れ共大岡殿の手先てさきにて召捕めしとりし者なるを
大岡政談 (旧字旧仮名) / 作者不詳(著)