“軍奉行”の読み方と例文
読み方割合
いくさぶぎょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たったいま軍奉行いくさぶぎょうより、明軍みんぐんは、すでに三里さきまでおし寄せてまいった、防戦のしたくせよ、と通知がまいったところであった。
三両清兵衛と名馬朝月 (新字新仮名) / 安藤盛(著)
本多三弥の三人が軍奉行いくさぶぎょうでありながら令を犯して進んで戦ったので厳しく之をとがめたところ、上坂横山の二人は自分の高名こうみょうの為ではなく
蒲生氏郷 (新字新仮名) / 幸田露伴(著)
馬超がけば、成功疑いなしと思った。張魯はここに意を決して、一軍を彼にさずけ、楊柏を軍奉行いくさぶぎょうとして、ついに援蜀政策を実行に移した。
三国志:09 図南の巻 (新字新仮名) / 吉川英治(著)