“軍艦奉行”の読み方と例文
読み方割合
ぐんかんぶぎょう100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木村芥舟先生は旧幕府きゅうばくふ旗下きかの士にして摂津守せっつのかみと称し時の軍艦奉行ぐんかんぶぎょうたり。すなわち我開国かいこくの後、徳川政府にてあらた編製へんせいしたる海軍の長官ちょうかんなり。
と、諭吉ゆきちはつてをもとめて、はじめてあった幕府ばくふ軍艦奉行ぐんかんぶぎょう木村摂津守喜毅きむらせっつのかみよしたけに、しんけんにたのみこんでいました。それは、安政あんせい六(一八五九)ねんふゆのあるのことでした。
すなわち紹介しょうかいを求めて軍艦奉行ぐんかんぶぎょうやしき伺候しこうし、従僕じゅうぼくとなりて随行ずいこうせんことを懇願こんがんせしに、奉行はただ一面識いちめんしきもと容易たやすくこれをゆるして航海こうかいれつに加わるを得たり。