“摂津守”の読み方と例文
旧字:攝津守
読み方割合
せっつのかみ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
木村芥舟先生は旧幕府旗下の士にして摂津守と称し時の軍艦奉行たり。すなわち我開国の後、徳川政府にて編製したる海軍の長官なり。
「わしを説くまえに、荒木村重を説いて来い。摂津守村重が、離反は思いとまろうというたら、わしも思い止まるであろう」
新書太閤記:05 第五分冊 (新字新仮名) / 吉川英治(著)
若君は十六歳の春、後見を解かれ、摂津守に任官して正篤と名のり、松平玄蕃頭の女で、十七になる順子と結婚した。
桑の木物語 (新字新仮名) / 山本周五郎(著)