“軍艦旗”の読み方と例文
読み方割合
ぐんかんき100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
軍艦ぐんかん」の甲板かんぱんでは、後部艦橋こうぶかんけうのほとりより軍艦旗ぐんかんきひるがへ船尾せんびいたるまで、おほくの乘組のりくみは、れつたゞして、わが端艇たんてい歸艦きかんむかへてる。
「ガーフ」になつかしき帝國ていこく軍艦旗ぐんかんきひるがへせるかの白色はくしよく巡洋艦じゆんやうかんは、此邊このへん海底かいていふかくして、いかりたうずることもかなはねば、あだか小山こやま動搖ゆるぐがごとく、みぎひだり漂蕩へうたうしてる。
其時そのとき先刻せんこく白色巡洋艦はくしよくじゆんやうかんすで輕氣球けいきゝゆうこと海里かいりばかり海上かいじやうすゝんでたのでふね全體ぜんたいごとえる、いましも、ふとその「ガーフ」の軍艦旗ぐんかんきみとめた武村兵曹たけむらへいそう