“迎”のいろいろな読み方と例文
読み方(ふりがな)割合
むか71.0%
むかえ11.4%
むかい6.3%
むけ4.5%
むかひ2.8%
むかへ1.7%
むかふる0.6%
むけえ0.6%
もら0.6%
0.6%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
“迎”を含む作品のジャンル比率
芸術・美術 > 演劇 > 大衆演芸9.7%
文学 > 日本文学 > 小説 物語(児童)6.9%
文学 > 日本文学 > 小説 物語2.6%
(注)比率=対象の語句にふりがなが振られている作品数÷各ジャンルの合計の作品数
邯鄲の都は、天下一の名人となって戻って来た紀昌をむかえて、やがて眼前に示されるに違いないその妙技への期待に湧返った。
名人伝 (新字新仮名) / 中島敦(著)
祭司次長がすぐ進んで握手あくしゅしました。みんなは歓呼の声をあげ熱心に拍手してこの新らしい信者をむかえたのです。
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
中村君と私の乗った上野駅発明石あかし行の列車は、七月二十七日の午前八時半に泊駅に着いた、長次郎と竹次郎が約の如くむかえに来ていた。
黒部川を遡る (新字新仮名) / 木暮理太郎(著)
雪鳥君が大仁おおひとまでむかえに出たのは何時頃か覚えていないが、山の中を照らす日がまだ山の下に隠れない午過ひるすぎであったと思う。
思い出す事など (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
思い切って、自分でけ出して医者をむかいに行こうとしたが、あとが心配で一足も表へ出る気にはなれなかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)
父は二人に切腹をさせる前、もう一遍母にわしてやりたいと云う人情から、すぐ母をむかいにやった。
それから (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
安「お帰んなせえ、何方どちらへ、おむけえにきたくっても見当が分らねえから出る事が出来ねえんだ、お目がわりいから親方も心配してました」
作「ハイ、そんならすぐに馬ア引いて新高野へ三藏をむけえにめえりやしょう」
真景累ヶ淵 (新字新仮名) / 三遊亭円朝(著)
ゆきは、故郷ふるさとからわたしむかひたものを、……かへちつとしに
神鑿 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
やが父親てゝおやむかひにござつた、因果いんぐわあきらめて、べつ不足ふそくはいはなんだが
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
日出雄少年ひでをせうねん猛犬まうけん稻妻いなづまとは屹度きつと途中とちうまでむかへ
パリス おゝ、かりそめにも勤行ごんぎゃうのおさまたげをしてはならぬ!……ヂュリエットどの、木曜日もくえうびにはあさはやうおむかへきませうぜ。
「六日卯時発。一里日見ひみ峠なり。険路にして天下の跋渉家九州の箱根となづく。山を下るとき撫院を迎ふるもの満路、余が輩にいたりても名刺を通じてむかふるもの百有余人なり。無縁堂一の瀬八幡をすぎ長崎村桜の馬場新大工町馬町勝山町八百屋町を経て立山庁邸にいたり、午後寓舎に入る。此日暑甚し。行程三里きよ。」
伊沢蘭軒 (新字旧仮名) / 森鴎外(著)
「そんだがよ、あんましがられつとしめえにやむけえかれつとよ」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
れてつてくろつちつたつておめえこたむけえるものもあんめえな」
(旧字旧仮名) / 長塚節(著)
お前のく唯継だつて、もとより所望のぞみでお前をもらふのだから、当座は随分愛しも為るだらうが、それが長く続くものか、かねが有るから好きな真似も出来る、ほかたのしみに気が移つて、ぢきにお前の恋はさまされて了ふのは判つてゐる。
金色夜叉 (新字旧仮名) / 尾崎紅葉(著)
戦争中いくささなかの縁談もおかしいが、とにかく早く奥様をびなさるのだね。どうです、旦那は御隠居と仲直りはしても、やっぱり浪子さんは忘れなさるまいか。若い者は最初のうちはよく強情を張るが、しかし新しい人が来て見るとやはりかわゆくなるものでね」
小説 不如帰  (新字新仮名) / 徳冨蘆花(著)