“驩迎”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かんげい75.0%
くわんげい25.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
その時ゴーリキは大変な人気を一身に集めて、招待やら驩迎かんげいやらに忙殺ぼうさつされるほどの景気のうちに、自分の目的を苦もなく着々と進行させつつあった。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
米国の艦隊が港内に碇泊ていはくしているので、驩迎かんげいのため、今日はベースボールがあるはずだから、あるいはそれをに行ってるかも知れないと云う話であった。
満韓ところどころ (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
「なに不景氣ふけいきかほさへしなければ、何處どこつたつて驩迎くわんげいされるもんだよ」と學友がくいう安井やすゐによくはなしたことがあつた。實際じつさいかれかほは、ひと不愉快ふゆくわいにするほど深刻しんこく表情へうじやうしめためしがなかつた。
(旧字旧仮名) / 夏目漱石(著)