“かんげい”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
歓迎83.3%
驩迎16.7%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
味は淡白たんぱくであって美味うまくないから、だれも食料として歓迎かんげいしない。しかれども方法をもってすれば、砂糖さとうが製せられるから捨てたものではない。
植物知識 (新字新仮名) / 牧野富太郎(著)
会釈えしゃくをかえしながら、大石先生はなみだぐんでいた。まず、幼い子らに歓迎かんげいされたような気がしてうれしかったのだ。そっと目がしらをさえ、笑顔を見せた。
二十四の瞳 (新字新仮名) / 壺井栄(著)
「なに不景気な顔さえしなければ、どこへ行ったって驩迎かんげいされるもんだよ」と学友の安井によく話した事があった。実際彼の顔は、ひとを不愉快にするほど深刻な表情を示し得たためしがなかった。
(新字新仮名) / 夏目漱石(著)