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歓迎
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かんげい
ふりがな文庫
“
歓迎
(
かんげい
)” の例文
旧字:
歡迎
島
(
しま
)
へお
着
(
つ
)
きになったら、
私
(
わたし
)
どものことをみんなに
話
(
はな
)
してください。どんなに
驚
(
おどろ
)
いて、あなたたちを
歓迎
(
かんげい
)
することでありましょう……。
北海の波にさらわれた蛾
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
今
(
いま
)
、この
新
(
あたら
)
しく
入
(
はい
)
って
来
(
き
)
た
仲間
(
なかま
)
を
歓迎
(
かんげい
)
するしるしに、
立派
(
りっぱ
)
な
白鳥達
(
はくちょうたち
)
がみんな
寄
(
よ
)
って、めいめいの
嘴
(
くちばし
)
でその
頸
(
くび
)
を
撫
(
な
)
でているではありませんか。
醜い家鴨の子
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
味は
淡白
(
たんぱく
)
であって
美味
(
うま
)
くないから、だれも食料として
歓迎
(
かんげい
)
しない。しかれども方法をもってすれば、
砂糖
(
さとう
)
が製せられるから捨てたものではない。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
会釈
(
えしゃく
)
をかえしながら、大石先生は
涙
(
なみだ
)
ぐんでいた。まず、幼い子らに
歓迎
(
かんげい
)
されたような気がしてうれしかったのだ。そっと目がしらを
押
(
お
)
さえ、笑顔を見せた。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
かれは、かれらがまだ玄関に足をふみ入れないうちに、何かと
歓迎
(
かんげい
)
の気持ちをあらわすような言葉をかけた。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
▼ もっと見る
町々の人は少年を
歓迎
(
かんげい
)
し始めた。少年の姿を見ると
目出度
(
めでた
)
いと言って急いで
羽織袴
(
はおりはかま
)
で
恭
(
うやうや
)
しく
出迎
(
でむか
)
えるような商家の主人もあった。
華々
(
はなばな
)
しい行列で停車場へ送ったりした。
みちのく
(新字新仮名)
/
岡本かの子
(著)
芸者が来たら座敷中急に陽気になって、一同が
鬨
(
とき
)
の声を
揚
(
あ
)
げて
歓迎
(
かんげい
)
したのかと思うくらい、
騒々
(
そうぞう
)
しい。そうしてある奴はなんこを
攫
(
つか
)
む。その声の大きな事、まるで
居合抜
(
いあいぬき
)
の
稽古
(
けいこ
)
のようだ。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
たとえば、
海抜
(
かいばつ
)
千メートル以上のアンデス山脈をこえ、昼なお暗い深林を通り、パタゴニアの
荒漠
(
こうばく
)
たる草原を横断せねばならない。そのうえに、パタゴニアの
蛮人
(
ばんじん
)
どもは、諸君を
歓迎
(
かんげい
)
はしまい
少年連盟
(新字新仮名)
/
佐藤紅緑
(著)
これがわたしの家族からこの夜
初
(
はじ
)
めてわたしの受けた
歓迎
(
かんげい
)
であった。
家なき子:02 (下)
(新字新仮名)
/
エクトール・アンリ・マロ
(著)
「待っていましたよ、小杉君。われわれは君を
歓迎
(
かんげい
)
します」
三十年後の東京
(新字新仮名)
/
海野十三
(著)
町
(
まち
)
はにぎやかでした。
美
(
うつく
)
しい、そして
快活
(
かいかつ
)
な
妹
(
いもうと
)
は、だれからでも
喜
(
よろこ
)
ばれたにちがいありません。
人々
(
ひとびと
)
は、みんな
妹
(
いもうと
)
を
歓迎
(
かんげい
)
したにちがいありません。
灰色の姉と桃色の妹
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
前述のとおりサクラソウでさえ、自家結婚を避けて他家結婚を
歓迎
(
かんげい
)
しているではないか。言い古した言葉だが、「人にして草に
如
(
し
)
かざるべけんや」である。
植物知識
(新字新仮名)
/
牧野富太郎
(著)
大吉は、ドサンの姉ちゃんとよんで
歓迎
(
かんげい
)
し、その日は、一日笑いくらして別れるのがおきまりになっていた。
二十四の瞳
(新字新仮名)
/
壺井栄
(著)
その
歓迎
(
かんげい
)
のキスは、おまえの血の中に死の熱病を吹きこむのだ。ゆけよ、ゆけ、
盛
(
も
)
りあがる大波を
越
(
こ
)
えて!
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
みんなは、H村につくと、まず小学校の一室に
招
(
しょう
)
ぜられた。そこには村の青年たちばかりでなく、村長以下のあらゆる機関団体の首脳者が集まっていて、
歓迎
(
かんげい
)
してくれた。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
大変
歓迎
(
かんげい
)
しているんだが、そこにはいろいろな事情があってね。君も腹の立つ事もあるだろうが、ここが
我慢
(
がまん
)
だと思って、
辛防
(
しんぼう
)
してくれたまえ。決して君のためにならないような事はしないから
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
ぼくは、ひさしぶりで、なつかしい
川
(
かわ
)
のにおいをかぎました。
水
(
みず
)
も、ぼくを
見
(
み
)
て
笑
(
わら
)
えば、
太陽
(
たいよう
)
まで、きら、きらと、よろこんで、
歓迎
(
かんげい
)
してくれました。
水七景
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
君のような人に、この塾の生活を十分理解してもらうということは、学校教育にも何かきっとプラスになることだと信ずるし、その意味で、むろん私としては、大いに
歓迎
(
かんげい
)
したい。
次郎物語:05 第五部
(新字新仮名)
/
下村湖人
(著)
疑う余地なき才能!
歓迎
(
かんげい
)
すべき
天賦
(
てんぷ
)
の素質! 詩の
園
(
その
)
に
咲
(
さ
)
いた一輪の花! 装幀もいい、などとね。ところで、もう一つの本はどうだろう! あの著者は、ぼくにも買わせようという腹らしい。
絵のない絵本:01 絵のない絵本
(新字新仮名)
/
ハンス・クリスチャン・アンデルセン
(著)
心にもないお世辞を
振
(
ふ
)
り
蒔
(
ま
)
いたり、美しい顔をして君子を
陥
(
おとしい
)
れたりするハイカラ野郎は一人もないと信ずるからして、君のごとき温良
篤厚
(
とっこう
)
の士は必ずその地方一般の
歓迎
(
かんげい
)
を受けられるに
相違
(
そうい
)
ない。
坊っちゃん
(新字新仮名)
/
夏目漱石
(著)
物識
(
ものし
)
りは、
家
(
いえ
)
に、つくねんとしてすわっていました。
男
(
おとこ
)
が、
仏像
(
ぶつぞう
)
をかかえて
入
(
はい
)
ってきたので、
物識
(
ものし
)
りは、きっとなにかの
鑑定
(
かんてい
)
だなと
思
(
おも
)
って、
男
(
おとこ
)
を
歓迎
(
かんげい
)
いたしました。
天下一品
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
「あの
島
(
しま
)
からきたのだ。つばめの
島
(
しま
)
からきたのだ。」といって、このりこうな
鳥
(
とり
)
を
歓迎
(
かんげい
)
しました。
南方物語
(新字新仮名)
/
小川未明
(著)
歓
常用漢字
中学
部首:⽋
15画
迎
常用漢字
中学
部首:⾡
7画
“歓迎”で始まる語句
歓迎会
歓迎船