“海抜”の読み方と例文
読み方割合
かいばつ100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
さて只今のご論旨ではビジテリアンたるものすべからく無菌の水と岩石ぐらいを喰べて海抜かいばつ二千尺以上ぐらいの高い処に生活すべしというのでありましたが
ビジテリアン大祭 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
「何をやっても不器用だから仕方ありません。この頃都市計画を実行しました結果、海抜かいばつ一千尺の荒尾山あらおやまというのが市の中へ入りました。すべてこの調子ですからね」
ぐうたら道中記 (新字新仮名) / 佐々木邦(著)
たとえば、海抜かいばつ千メートル以上のアンデス山脈をこえ、昼なお暗い深林を通り、パタゴニアの荒漠こうばくたる草原を横断せねばならない。そのうえに、パタゴニアの蛮人ばんじんどもは、諸君を歓迎かんげいはしまい
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)