“かいばつ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
海抜60.0%
海拔40.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
たとえば、海抜かいばつ千メートル以上のアンデス山脈をこえ、昼なお暗い深林を通り、パタゴニアの荒漠こうばくたる草原を横断せねばならない。そのうえに、パタゴニアの蛮人ばんじんどもは、諸君を歓迎かんげいはしまい
少年連盟 (新字新仮名) / 佐藤紅緑(著)
こゝからは岩石がんせき砂礫されきみち一歩々々いつぽ/\みすゝんで、つひに海拔かいばつ一萬二千餘尺いちまんにせんよしやく絶頂ぜつちようへたどりつくわけです。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
車室しやしつからりたのは自分じぶん一人ひとりだつたかれに、海拔かいばつ二千じやくみねけるプラツトフオームは、あたかくもうへしつらへたしろ瑪瑙めなう棧敷さじきであるがごとおもはれたから、驛員えきゐんたいする挨拶あいさつ
魔法罎 (旧字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
この裾野すその景色けしきながめながら、だん/\のぼつて一合目いちごうめをもぎ、海拔かいばつ三千五百尺さんぜんごひやくしやくあたりのところへますと、いつしか草原くさはらも、ひと植林しよくりんしたはやしなどもなくなつて、ずっとおくゆかしい
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)
こゝは、つまり、寒帶林かんたいりんで、いはゆる常緑針葉樹帶じようりよくしんようじゆたいです。それから海拔かいばつ八千尺はつせんじやく四合目しごうめまでのぼれば、はやし三度みたびその姿すがたへて、常緑針葉樹じようりよくしんようじゆはやし落葉針葉樹らくようしんようじゆのからまつばやしとなつてます。
森林と樹木と動物 (旧字旧仮名) / 本多静六(著)