-
トップ
>
-
驛員
読み方 | 割合 |
えきゐん | 66.7% |
えきいん | 33.3% |
が、いづれにも、
然も、
中にも
恐縮をしましたのは、
汽車の
厄に
逢つた一
人として、
驛員、
殊に
驛長さんの
御立會に
成つた
事でありました。
呼ぶと、
驛員が
駈けて
來た。まだ
宵ながら
靴の
音が
高く
響く。……
改札口に
人珍しげに
此方を
透かした
山家の
小兒の
乾栗のやうな
顏の
寂しさ。
目をつむつて、
耳を
壓へて、
發車を
待つのが、三
分、五
分、十
分十五
分——やゝ三十
分過ぎて、やがて、
驛員に
其の
不通の
通達を
聞いた
時は!