“恐縮”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
きょうしゅく69.2%
きようしゆく23.1%
おそれ5.1%
きずつの2.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
山男は、大へん恐縮きょうしゅくしたように、頭をかいて立ってりました。みんなはてんでに、自分の農具を取って、森を出て行こうとしました。
狼森と笊森、盗森 (新字新仮名) / 宮沢賢治(著)
留守中るゐちうこれは失禮しつれいでした。さいませんので、女中ぢよちうばかり‥‥や、つまらんもの差上さしあげて恐縮きようしゆくしました』と花竦薑はならつきやう下目しためる。
「歯くさが着いてはおりませぬか。恐縮おそれや。……えひひ。」とニヤリとして
伯爵の釵 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
「そない毎日来て貰たら、恐縮きずつのおます。貴女おうちも、お忙しいでっしゃろさかい……」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)