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恐縮
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きようしゆく
ふりがな文庫
“
恐縮
(
きようしゆく
)” の例文
『
留守中
(
るゐちう
)
これは
失禮
(
しつれい
)
でした。
妻
(
さい
)
が
居
(
ゐ
)
ませんので、
女中
(
ぢよちう
)
ばかり‥‥や、つまらん
物
(
もの
)
を
差上
(
さしあ
)
げて
恐縮
(
きようしゆく
)
しました』と
花竦薑
(
はならつきやう
)
を
下目
(
しため
)
で
見
(
み
)
る。
探検実記 地中の秘密:03 嶺の千鳥窪
(旧字旧仮名)
/
江見水蔭
(著)
が、いづれにも、
然
(
しか
)
も、
中
(
なか
)
にも
恐縮
(
きようしゆく
)
をしましたのは、
汽車
(
きしや
)
の
厄
(
やく
)
に
逢
(
あ
)
つた一
人
(
にん
)
として、
驛員
(
えきゐん
)
、
殊
(
こと
)
に
驛長
(
えきちやう
)
さんの
御立會
(
おたちあひ
)
に
成
(
な
)
つた
事
(
こと
)
でありました。
雪霊続記
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
さう言つて、よく肥つた白い身體を、
恐縮
(
きようしゆく
)
し切つてゐる八五郎へもたれかけるお鳥です。
銭形平次捕物控:148 彦徳の面
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
先方
(
せんぱう
)
では
大
(
おほい
)
に
恐縮
(
きようしゆく
)
して、いろ/\
相談
(
さうだん
)
の
末
(
すゑ
)
、
或
(
あ
)
る
名高
(
なだか
)
い
針醫
(
はりい
)
が
亡
(
なくな
)
つて、
其
(
そ
)
の
藥箱
(
くすりばこ
)
の
不用
(
ふよう
)
になつてゐたのを
買
(
か
)
ひ
取
(
と
)
り、それを
療法
(
れうはふ
)
の
禮
(
れい
)
として
贈
(
おく
)
つて
來
(
き
)
たのが、この
藥箱
(
くすりばこ
)
で、
見事
(
みごと
)
な
彫刻
(
てうこく
)
がしてあつて
死刑
(旧字旧仮名)
/
上司小剣
(著)
其
(
その
)
坂井
(
さかゐ
)
には
元日
(
ぐわんじつ
)
の
朝
(
あさ
)
早
(
はや
)
く
名刺
(
めいし
)
を
投
(
な
)
げ
込
(
こ
)
んだ
丈
(
だけ
)
で、わざと
主人
(
しゆじん
)
の
顏
(
かほ
)
を
見
(
み
)
ずに
門
(
もん
)
を
出
(
で
)
たが、
義理
(
ぎり
)
のある
所
(
ところ
)
を
一日
(
いちにち
)
のうちに
略
(
ほゞ
)
片付
(
かたづけ
)
て
夕方
(
ゆふがた
)
歸
(
かへ
)
つて
見
(
み
)
ると、
留守
(
るす
)
の
間
(
あひだ
)
に、
坂井
(
さかゐ
)
がちやんと
來
(
き
)
てゐたので
恐縮
(
きようしゆく
)
した。
門
(旧字旧仮名)
/
夏目漱石
(著)
▼ もっと見る
これは
恐縮
(
きようしゆく
)
の
至
(
いた
)
りです
小熊秀雄全集-22:火星探険―漫画台本
(新字旧仮名)
/
小熊秀雄
(著)
平次はすつかり
恐縮
(
きようしゆく
)
してしまひました。どうも一番あつかひ惡い種類のお客樣です。
銭形平次捕物控:098 紅筆願文
(旧字旧仮名)
/
野村胡堂
(著)
ものを
較
(
くら
)
べるのは
恐縮
(
きようしゆく
)
だけれど、むかし
西行
(
さいぎやう
)
でも
芭蕉
(
ばせを
)
でも、
皆
(
みな
)
彼処
(
あすこ
)
では
腹
(
はら
)
を
疼
(
いた
)
めた——
惟
(
おも
)
ふに、
小児
(
こども
)
の
時
(
とき
)
から
武者絵
(
むしやゑ
)
では
誰
(
たれ
)
もお
馴染
(
なじみ
)
の、八
幡
(
まん
)
太郎義家
(
たらうよしいへ
)
が、
龍頭
(
たつがしら
)
の
兜
(
かぶと
)
、
緋縅
(
ひおどし
)
の
鎧
(
よろい
)
で、
奥州合戦
(
おうしうかつせん
)
の
時
(
とき
)
銀鼎
(新字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
「どうも
恐縮
(
きようしゆく
)
です。」
露宿
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
、
泉鏡太郎
(著)
恐
常用漢字
中学
部首:⼼
10画
縮
常用漢字
小6
部首:⽷
17画
“恐縮”で始まる語句
恐縮千萬
恐縮至極