“貴女”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
あなた74.8%
きじょ17.1%
あんた4.2%
きぢよ1.7%
おうち0.7%
レデー0.7%
レディ0.3%
レディー0.3%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
もちろん、これは何でもないことなんですよ。僕が貴女(あなた)を愛するということは絶対なんですから。ただそれがほんの少しばかり障害を
華やかな罪過 (新字新仮名) / 平林初之輔(著)
まだはっきりとは今日までよく見なかった女は、貴女(きじょ)らしい気高(けだか)い様子が見えて、この身分にふさわしくない端麗さが備わっていた。
源氏物語:13 明石 (新字新仮名) / 紫式部(著)
「しかし貴女(あんた)も、この商売はいい加減に足を洗ったらどうです。商売している間は、夜更(よふ)かしはする、酒は呑む、体を壊す一方だからね。」
縮図 (新字新仮名) / 徳田秋声(著)
なぜなれば真の貴女(きぢよ)は是(これ)等多数の低級なる而(さ)うして美質に満ちた婦人の間から将来益(ます/\)発生する事を期待するからである。
巴里より (新字旧仮名) / 与謝野寛、与謝野晶子(著)
「貴女(おうち)が悪いのんとちがいま。うちの人がなんし水の中ばっかしで暮してはって、陸の上を歩くのが下手糞だしたさかい。」
わが町 (新字新仮名) / 織田作之助(著)
彼はこの通りと雨外套の下を僕らに示した上、日本へ帰ると服装が自由で貴女(レデー)の前でも気兼(きがね)がなくって好いと云っていた。
彼岸過迄 (新字新仮名) / 夏目漱石(著)
はたそれ途中一土手田畝道(たんぼみち)へかかって、青田越(ごし)に富士の山に対した景色は、慈善市(バザア)へ出掛ける貴女(レディ)とよりは、浅間の社へ御代参の御守殿という風があった。
婦系図 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
目黒につくと千世子は一番先に降りたHに外国の貴女(レディー)の様にたすけられて気取った様子をして下りてHをまんなかにして歩き出した。三人はだれでもが行く不動さんの方に向いて居た。
千世子 (新字新仮名) / 宮本百合子(著)