“きじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貴女81.7%
鬼女16.7%
記叙1.7%
(注)作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
貴女きじょらしい端厳さなどは欠けていたかもしれぬが、美しくて、えんで、若々しくて男の心を十分にく力があった。
源氏物語:10 榊 (新字新仮名) / 紫式部(著)
一行は二日ほどここに滞留していて、老尼と拾った若い貴女きじょのために祈りをし、加持をする声が絶え間もなく聞こえていた。
源氏物語:55 手習 (新字新仮名) / 紫式部(著)
このときに新蔵は「鍋島猫騒動」の伊東左右太いとうそうだと、「紅葉狩もみじがり」の鬼女きじょをつとめたのである。
明治劇談 ランプの下にて (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
黒髪高く乱れつつ、一本ひともとの杉のこずえに火をさばき、艶媚えんびにして嫋娜しなやかなる一個の鬼女きじょ、すっくと立つ——
多神教 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
よし筆はいかに達者でも、書くべき材料、すなわち自己の性質を客観的に記叙きじょすることはおそらく不可能であろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)