“きじょ”のいろいろな漢字の書き方と例文
語句割合
貴女80.3%
鬼女18.0%
記叙1.6%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
よし、その厳罰をこうむりましょう、断じて自分はこの革鞄を開いて片袖は返さぬのである。ただ、天地神明に誓うのは、貴女きじょの淑徳と貞潔である。
唄立山心中一曲 (新字新仮名) / 泉鏡花(著)
絵にかいた鬼女きじょのような顔をして、黙ってはいって来たかと思うと、だしぬけに台所へかけ込んで、出刃庖丁を持ち出して来て、先生に切ってかかりました。
半七捕物帳:59 蟹のお角 (新字新仮名) / 岡本綺堂(著)
よし筆はいかに達者でも、書くべき材料、すなわち自己の性質を客観的に記叙きじょすることはおそらく不可能であろう。
自警録 (新字新仮名) / 新渡戸稲造(著)