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貴女
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きぢよ
ふりがな文庫
“
貴女
(
きぢよ
)” の例文
なぜなれば真の
貴女
(
きぢよ
)
は
是
(
これ
)
等多数の低級なる
而
(
さ
)
うして美質に満ちた婦人の間から将来
益
(
ます/\
)
発生する事を期待するからである。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
其
(
その
)
調
(
しら
)
べがすむと、
忽
(
たちま
)
ち
崩
(
くづ
)
るゝ
如
(
ごと
)
き
拍手
(
はくしゆ
)
のひゞき、一
團
(
だん
)
の
貴女
(
きぢよ
)
神士
(
しんし
)
ははやピアノ
臺
(
だい
)
の
側
(
そば
)
に
走
(
はし
)
り
寄
(
よ
)
つて、
今
(
いま
)
や
靜
(
しづ
)
かに
其處
(
そこ
)
を
降
(
くだ
)
らんとする
春枝夫人
(
はるえふじん
)
を
取卷
(
とりま
)
いて、あらゆる
讃美
(
さんび
)
の
言
(
ことば
)
をもつて
海島冒険奇譚 海底軍艦:05 海島冒険奇譚 海底軍艦
(旧字旧仮名)
/
押川春浪
(著)
……
彼
(
か
)
の
幽暗
(
ほのくら
)
き
路次
(
ろじ
)
の
黄昏
(
たそがれ
)
の
色
(
いろ
)
は、
今
(
いま
)
も
其処
(
そこ
)
を
通
(
とほ
)
る
毎
(
ごと
)
に、
我等
(
われら
)
が
最初
(
さいしよ
)
の
握手
(
あくしゆ
)
の、
如何
(
いか
)
に
幸福
(
かうふく
)
なりしかを
語
(
かた
)
り
申候
(
まをしそろ
)
。
貴女
(
きぢよ
)
は
忘
(
わす
)
れ
給
(
たま
)
はざるべし、
其時
(
そのとき
)
の
我等
(
われら
)
の
秘密
(
ひみつ
)
を
照
(
てら
)
せる
唯
(
たゞ
)
一つの
軒燈
(
けんとう
)
の
光
(
ひかり
)
を……
背負揚
(新字旧仮名)
/
徳田秋声
(著)
灼熱
(
しやくねつ
)
の
天
(
てん
)
、
塵
(
ちり
)
紅
(
あか
)
し、
巷
(
ちまた
)
に
印度
(
インド
)
更紗
(
サラサ
)
の
影
(
かげ
)
を
敷
(
し
)
く。
赫耀
(
かくえう
)
たる
草
(
くさ
)
や
木
(
き
)
や、
孔雀
(
くじやく
)
の
尾
(
を
)
を
宇宙
(
うちう
)
に
翳
(
かざ
)
し、
羅
(
うすもの
)
に
尚
(
な
)
ほ
玉蟲
(
たまむし
)
の
光
(
ひかり
)
を
鏤
(
ちりば
)
むれば、
松葉牡丹
(
まつばぼたん
)
に
青蜥蜴
(
あをとかげ
)
の
潛
(
ひそ
)
むも、
刺繍
(
ぬひとり
)
の
帶
(
おび
)
にして、
驕
(
おご
)
れる
貴女
(
きぢよ
)
の
裝
(
よそほひ
)
を
見
(
み
)
る。
月令十二態
(旧字旧仮名)
/
泉鏡花
(著)
貴女
(
きぢよ
)
も飲むリキユルの季節。
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
▼ もっと見る
必ず真の
貴女
(
きぢよ
)
は本来の美質に富む
是
(
これ
)
等多数の婦人から
起
(
おこ
)
つて来る事を疑ひません。
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
白髪
(
しらが
)
まじれる金髪の老
貴女
(
きぢよ
)
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
貴女
(
きぢよ
)
とは今日及ぴ将来に於て
最早
(
もはや
)
爵位や物質的の富に
由
(
よつ
)
て定まるもので無く、家庭及び社会に貢献する
実蹟
(
じつせき
)
に
由
(
よつ
)
て決するものである以上、又優秀なる教育の必要が
益
(
ます/\
)
一般婦人に自覚せられて
行
(
ゆ
)
く以上
巴里より
(新字旧仮名)
/
与謝野寛
、
与謝野晶子
(著)
小柄な
支那
(
しな
)
の
貴女
(
きぢよ
)
が
晶子詩篇全集
(新字旧仮名)
/
与謝野晶子
(著)
“貴女(
あなた
)”の解説
あなた(彼方、貴方、貴男、貴女)は、特定の人物を直接呼ぶ際に用いる日本語の人称名詞である。また、指示語の一つで、彼方(かなた、あなた、「遠くに在るもの」の意)にある様。此方(こなた、「近くに有るもの」の意)の対義語。
(出典:Wikipedia)
貴
常用漢字
小6
部首:⾙
12画
女
常用漢字
小1
部首:⼥
3画
“貴女”で始まる語句
貴女方
貴女様
貴女等
貴女達