“拍手”のいろいろな読み方と例文
読み方割合
かしわで43.8%
はくしゅ31.5%
かしはで11.0%
はくしゆ8.2%
はで1.4%
ひやうし1.4%
むかいで1.4%
カシハデ1.4%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
みやというものは、あれはただお賽銭さいせんあげげて、拍手かしわでって、かうべげてきさがるめに出来できている飾物かざりものではないようでございます。
「そうだ、ぼくも、あらしなんかにけず、元気げんきよくやるぞ!」と、勇吉ゆうきちは、自分じぶんおもったくろいこいにむかって、拍手はくしゅをおくりました。
心は大空を泳ぐ (新字新仮名) / 小川未明(著)
「寢てやはる。……それよりわたへ今しよんべんに上の雪隱せんちへ行くと、戸の中で拍手かしはでが三つ鳴つた。あれは一體何んやらう。」
天満宮 (旧字旧仮名) / 上司小剣(著)
そしてうたひをはつてせきについたときに、拍手はくしゆとゝもに「モア、モア!」とこえわかいRこく紳士しんしによつてかけられた。
微笑の渦 (新字旧仮名) / 徳田秋声(著)
あめの世に拍手はで打つもす
焔の后 (新字旧仮名) / 末吉安持(著)
といひかけてつツち、つか/\と足早あしばや土間どまりた、あまのこなしが活溌くわツぱつであつたので、拍手ひやうし黒髪くろかみさきいたまゝうなぢくづれた。
高野聖 (新字旧仮名) / 泉鏡花泉鏡太郎(著)
故人神田伯山が全盛の砌りなど浅草の金車では歩みから高座へと上り切るまで拍手むかいでの絶えなかつたことがあつたと、嘗て神田伯龍は私に談つた。
寄席風流 (新字旧仮名) / 正岡容(著)
戸上拍手カシハデはわからないが、「とがめの公人」だといふ説もある。梅の白枝ズハエを持つてゐるのがそれで、多くの旧社の祭礼には、これが先頭に立つ事が多い。
春日若宮御祭の研究 (新字旧仮名) / 折口信夫(著)