“はくしゅ”の漢字の書き方と例文
語句割合
拍手100.0%
(注) 作品の中でふりがなが振られた語句のみを対象としているため、一般的な用法や使用頻度とは異なる場合があります。
寝台ねだいの上にあお向いたまま、ただ両手を動かして拍手はくしゅかっさいした。半身不随はんしんふずいなのかしら、板の上にりつけられたように見えた。
いっぽう、主人公役は、自分が出るときは、いつも幕切れのまえでなければこまる、なぜなら、お客さんはそこで拍手はくしゅするのだから、と、言いました。
そう云う内にもう一度、舞台の拍子木ひょうしぎが鳴り始めた。静まり返っていた兵卒たちは、この音に元気を取り直したのか、そこここから拍手はくしゅを送り出した。
将軍 (新字新仮名) / 芥川竜之介(著)